（７）チーム内の対立を防ぐ戦術と戦略
【戦術】
1.最新情報などの事実を元に議論する
2.議論を深めるため、複数の選択肢を策定する。
↓
【戦略】
個人の人格ではなく、議題に的を絞る。
【戦術】
3.目標を定めてこれに向かう。
4.意思決定のプロセスにユーモアの精神を散り入れる。
↓
【戦略】
可能な限り最善の決定に至ることを目標して協力し、決定をくだす。
【戦術】
5.バランスの取れた権力構造を維持する。
6.コンセンサスを強要せずに問題を解決する。
↓
【戦略】
意思決定プロセスを公平で平等なものにする。
【戦術詳細】
1.事実にフォーカスする
良質のデータがなければ、マネジャーたちは
個々の意見に関する無駄な議論に時間を
浪費するはめになる。
2.複数の代替え案を用意する
3.共通の目標を立てる
ジョブズは、「全員がサンフランシスコに着くことを
目指していれば、どの道を通っていくかという議論に
長時間を費やしたってかまわない」と言っていたそうです。
だが、「誰か一人がサンフランシスコに行きたいと
思っているのに、ほかは実はサンディエゴに行きたいと
考えているならば、サンフランシスコに行く方法の議論に
長時間を費やしても無駄なだけだ」と忠告しています。
目標が一致していない社のマネジメントチームでは、
ある時期の業績不振に対する責任の取り方ばかりに
議論が終始し、やがて互いに責任をなすり付け合おうとします。
同社の後ろ向きな反応は、良い社のマネジャーたちが
採った肯定的なアプローチとは対極にあるといえます。
4.ユーモアを利用する
ある会社は、オフィスで冗談を言い合うのを
楽しんでいました。ある会社では、毎月、肥満防止を
目的に設定された体重測定の前日に「デザートの大食い大会」を
開いていました。他の会社では、マネジャーたちは社員と
一緒になって毎年、ハロウィーンやエイプリルフールを
祝っていました。
5.権力構造のバランスをとる
6.条件付きのコンセンサスを求める
