「New York Magazine」で「NYの朝食の女王」と絶賛され、米レストラン格付けガイドの「ザガット・サーベイ」でも「ニューヨークNO.1デザートレストラン」に選出された「サラベス(Sarabeth's)」の日本1号店が、11月1日にルミネ新宿店・ルミネ2にオープンした。
オープン前後にテレビや雑誌で「NYの行列店」と盛んに取り上げられていたため、大行列ができているのではないかと思ったが、行ってみると入り口で入店時間の入った整理券を配っていたので、行列せずに快適に食べてこられた。
最近日本では、アメリカの朝食系パンケーキ店が人気で、どこも長い行列ができていることに慣れており、「NYの行列店」という触れ込みもあったので、「サラベス」に行列ができていないことに驚いたが、長い時間立って待たなくてすむので、客の立場からすればありがたく、他の店も見習って欲しい。
メニューはフレンチトースト、パンケーキ、ワッフル、エッグベネディクトなどアメリカの伝統的な朝食料理を一日中提供している。
私が行ったのが夜だったので、創業者のサラベス・レヴィーン氏がテレビで「一番好き」と言っていた「クラッシック エッグベネディクト」(1,400円)や、雑誌やWebで取り上げられている「フラッフィー フレンチトースト」(1,200円)は売り切れていたため、「アップルシナモンフレンチトースト」(1,400円)、「レッドオムレツ 」(1,400円)を食べ、オレンジ、フレッシュパイナップル、バナナ、クレナデンからなるミックスジュースの「フォーフラワージュース」(600円)を飲んでみたが、どれもスッキリとした味わいだった。
中でもフレンチトーストは、通常は
卵液にしっかりと漬け込まれているが、サラベスのものはパンに卵が少ししか染み込んでいないのだが、ふんわりとして美味しかった。
これは、フレンチトースト用に作られたトーストを、卵液に5秒ほどくぐらせてすぐに焼き上げて作られているためだそうで、細長くカットされた形状も独特で気に入った。
■サラベスNY
サラベスはもともとジャム職人のサラベス夫妻が、NYのアッパーウエストサイドのアムステルダムアヴェニューに1981年、ジャム、マフィン、ワッフル、クロワッサンなどを売る小さなベーカリーショップをオープンしたことから始まり、その後すこしずつ席数を増やしメニューも充実、その後もゆっくり拡大し、現在、NYの9店舗とフロリダの1店舗の10店舗を展開、国外初の出店としてルミネ新宿をオープンした。
落ち着いた店内やサービス、独特の調理法や適度な量など、「サラベス」は若い人が行列を作っている朝食店とは一線を画した大人の朝食店だと感じた。
======== DATA =========
●サラベス
http://www.sarabethsrestaurants.jp/
所在地:新宿区新宿3-38-2 ルミネ新宿店 ルミネ22階
tel : 03-5357-7535
営業時間 : 9:00~22:00
●サラベス ニューヨーク
http://www.sarabeth.com/
●Sarabeth's Tribeca
339 Greenwich Street(at Jay)
New York,N.Y.10013
Tel:212-966-0421