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人間学・古典

第三十話 「多々益々弁ず」

中国哲学に学ぶ 不況は会社守成の好機

西漢の祖 劉邦の三傑といわれた韓信が謀反のかどで主君劉邦に捕らえられたことがある。

その劉邦があるとき韓信に向かって諸将がどのくらいの兵の将になることができるかと尋ねた後で
“自分はどのくらいの兵の将になれるだろうか”と尋ねた。

韓信は“陛下はせいぜい十万の将となるに過ぎないでしょう”と答えると“韓信、おまえなら何人の将になれるか”
と聞かれ“わたしは多々益々弁ず。多ければ多いほど上手に使いこなします”

“多々益々弁ずる者がなぜ私の虜になったのか”これに対して韓信は、“陛下は兵士の将となることは不得手ですが、
しかし将軍達の将となる力を持っておられます。これが私のとりこになった理由です。そのうえ陛下は
天がこの世に授けて人君とされた方で人間の力で人材となったのではありません”と

この漢の祖、劉邦を十八史略はこうのべている。“隆準にして龍顔、 美しゅ髯なり、左の股に七十二の黒子あり。
寛仁にして人を愛す。意豁(いかつ)如たり、大度あり。家人の生涯を事とせず。(顔を鼻が高く、龍のような顔で、
美しいあごひげが生えており、左のももに七十二のホクロがあり、性格は心が広く、情深く、人を愛し、
気持ちがからりとしている)

また、呂公という人相をよく見る人からは“自分は人をよくみているが劉邦にまさる者はいない”。ついては、
自分に一人の娘がいる、どうかそばにおいて掃除女に使ってくれと言われた。これが皇后の呂后である。

より多くの人の上に立つ条件を知ることができよう。

 


※一部旧字を現代漢字に変更させていただいております。

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