
■GLACIEL(グラシエル)
今年の夏は、高知県四万十市で41度という国内観測史上最高気温を観測するなど、暑い日が続いているが、それに呼応するかのようにアイスケーキの新しい店や、話題のアイスクリームなどが登場している。
フランス語で「アイスクリームでつくったデコレーションケーキ」 を意味する「アントルメグラッセ」の専門店として、7月7日に原宿・表参道にオープンした「GLACIEL(グラシエル)」は、果物などの素材を使ったアイスクリームのケーキが食べられると好評だ。
アントルメグラッセはフランスやベルギーなどでは夏だけでなく、年間を通して親しまれているスイーツで、基本的には全部アイスでできているようだが、グラシエルでは味が単調にならないように、スポンジなどの生地にクリームタイプのアイスとフルーツを使ったアイスと組み合わせたものを作っているため、一見すると普通のケーキのように見えるが、食べると冷たくて暑い日には特にいい。
私はアントルメグラッセ3種のセットと、作りたての生アイスクリームの盛り合わせを食べてみたが、どちらも甘すぎず、冷たすぎず美味しかった。
■セキセイインコ・アイスクリーム
神戸の「とりみカフェ・ぽこの森」が発売している「インコアイス」は、「インコくさいアイス」として話題になっているが、2013年8月2日から14日までの2週間限定で東京のラフォーレ原宿でも販売され、連日行列ができた。
私も1時間半ほど並んで、「セキセイインコ風味アイスクリーム」「ぶんちょ仕立てのフィンチ風味アイスクリーム」「オカメインコ風味アイスクリーム」の3種(各400円)を買ってを食べてみた。
「オカメインコアイス」は、事前の評判では口の中が「インコ臭くなる」などと言われていたし、一緒に並んでいた文鳥やインコを飼っている人達も、「鳥の匂いと比較したい」などと期待していたが、食べてみると鳥の匂いは全くせず、香ばしくあっさりとしたアイスクリームだった。
このアイスは、「鳥のごはんって食べるとどんな感じなんだろう?」という発想から開発が始まり、人間用にアレンジしていったもので、インコアイスには丸麦、たかきび、もちきび、もちあわ、ひえ、蜜りんごなどが入っているので独特の味わいとなっている。
「ぶんちょ仕立て」にはマシュマロ、「オカメインコ風味」にはカボチャの種やヒマワリの種なども入っているので、先入観なく食べても美味しいし、インコや文鳥を思い浮かべて食べても面白く、話題になる理由が分かったような気がした。
暑い夏だからこそ楽しめるアイスクリームを堪能して、猛暑を乗り切っていただきたい。
======== DATA =========
●GLACIEL(グラシエル)
http://www.glaciel.jp/
所在地:東京都渋谷区神宮前5-2-23
TEL:03-6427-4666
営業時間:11:00~20:00
定休日:毎週火曜日(火曜が祝日の場合は営業、翌日休みはなし)
●とりみカフェ ぽこの森(小鳥を見ながらお茶が楽しめるカフェ)
●インコアイス臨時販売所(通販も開始予定)